裏リーグ振り返り

URA LEAGUE "Nebula Cup" 無事終了しましたね。

参加者の皆さん、そして主催陣の方々、本当にお疲れ様でした。

ぶっちゃけここ数年は次郎の作譜自体あまりやっていなかったのですが (正確にはDPにハマってDP譜面を趣味で量産していました)

久々にガッツリ制作できてかなり楽しかったです。

 

そこで、

今回提出した譜面について、いただいた感想を拾いつつ制作過程での考えとか裏話とかをまとめるぞ!

というのがこの記事になります。

譜面動画も用意したのでよければ合わせてご覧ください。(文中の時間指定は動画に紐づいています)

※撮影はりーふ(@LEAFdayo_)に協力してもらいました。感謝!

 

1ST STAGE

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コンセプト

リズムのズレを全部拾ったらめちゃくちゃ楽しい譜面になるだろうなと思って作りました。

実際は適度にデフォルメしてますが、要素としてはかなり曲そのものが出力された譜面に仕上がったなと思います。

 

作譜において大きく意識したのは

・8分音符のグリッド上にノーツをキープする

・運指を重視した配置でプレイ感をコントロールする

の2点で、ごちゃごちゃしつつも全体は綺麗にまとまっている印象を目指しました。

補足

「運指を重視した配置」という点ですが、

特に疑似的に「同時押し」を要求するような二重音符(32分や48分の2連)を「ノーツの一種」として積極的に取り入れることによって、

延々と8分を主軸にする展開でありながらも場面によって色々な味を持たせる狙いがありました。

(音を拾った結果として2連を置いている箇所もありますが、大音符を置く、風船を置く、などと同様に二重音符という種類のノーツを置いている、というイメージです)

たとえば93小節 (1:49~) などの「21→22→12」は、4レーンのゲームで

みたいな配置を押している感覚をイメージして配置しています。

プレイ時に疑似的にノーツの種類が増えたような運指になり、ゲームとしての面白さも生み出すことができています。

という感想をいただきましたが、まさにそういったプレイ体験を目指していたのでそれが伝わったのは嬉しかったです。

余談

実はこの曲は前回 "Cotton Cup" の2ND STAGEで選ぼうとしていたのですが、

当時はイントロの表現や序盤の配置がうまく纏まらず、結局制作を断念しました。

そういった経緯もあってなんとなくリベンジのような感覚で挑んでいたので、結果はちょっと悔しかったです。

でも譜面の満足度でいうと3譜面の中でこれが一番気に入ってます。

やはり昔上手くイメージ通りに作れなかったものが作れるようになったという達成感が大きいですね。

 

2ND STAGE

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コンセプト

2NDSTAGEでは元々別の譜面を用意していたのですが、

この曲を聴いた時に雷が落ちたみたいな衝撃を受けて、そのまま勢いで制作しました。

特に「ノイズの表現」と「畳みかける展開」は絶対外せない要素だったので、そのあたりはかなり試行錯誤しています。

ぶっちゃけ曲が意味不明なので結構不安な要素もあったんですが、優勝できてよかったです。

補足

ただ、今見返すと細かい点に粗が結構あるなという印象です。

特にゴーゴーの点滅に関してはいくつか指摘を貰った通り、もう少しやりようはあったかなと。

実際作ってる時に結構悩んだんですが、最初のドロップの入りで点滅させてしまったので、

なんか全体的に点滅させないと辻褄が合わなくてヤケクソになってしまいました。

 

180小節の小節線が表示されていることで曲が一瞬途切れて狂う異質さが損なわれているように感じたことと、(中略)

それから、この小節線 (1:23~) に関しても結構悩んで、

最終的には「リズムが訳分からなさすぎるから小節線があったほうがプレイしやすい」という結論で表示していたのですが、

やはり無いほうが曲の雰囲気に合っていて良かったな~と思います。

余談

この譜面で使っているギミックに関してなんですが、実はArcaeaでよく使われる演出をヒントに作りました。

特にノイズに対して入れている処理落ち風の演出はかなり合っていて気に入っています。